千葉県の花き生産者が、切り花、観葉、鉢花、鉢植木、お客様に喜ばれる花と緑を提供

ちば鉢物流通研究会第1回意見交換会

ちば鉢物流通研究会 花き流通意見交換会が開催されました  

 4月17日 ちば鉢物流通研究会主催で”県内の鉢物流通の実態を知る”をテーマに意見交換会が行われました。
<講師>
日ごろ県内の鉢物流通業者としてお世話になっている、
西口物流株式会社 西口 浅義氏、有限会社FGライン 営業部長 鈴木功氏
<会員> 千葉県鉢物生産者15名  
<顧問> 千葉大 安藤教授
<協力機関>生産販売振興課(事務局)、担い手支援課、農林振興センター(海匝・香取・夷隅)、ちば農業支援ネットワーク

意見交換会 画像の説明

コーディネータ工川氏 安藤顧問

この10年で変わったことは?
千葉県内の鉢物の市場出荷量が、大きく減っている。市場外出荷の仕事は多少増えてきているが。

変わらないこと
物流のコスト削減は、積載量(早く積載率を100%にして運ぶこと)にかかっている。積載量(効率)が多ければ、必ずコスト削減ができ、運賃は下げられる。

運送会社から見た千葉県の鉢物物流での改善点は
1) 集荷数量の前情報が正確でない。
・農家の庭先に行ってみないと出荷量(出荷があるないも)わからないため、適正な配車ができない。積載量が確保できない。
・出荷量が、多いとか少ないでなく、きちんと個数を連絡してくれれば、無駄のない車の配車ができる。
・前日の出荷情報がまとまれば?出荷情報によりセリ前販売して価格を安定?効率のよい配車で運賃を下げること→両方できる 

2) 集荷距離や時間が長く、集荷先も多い。
・ 労働条件が過酷で休みも少ない。ドライバーが続かない。ドライバーの教育が追いつかない。10年で200人代わった。 
・ 市場型と産地型の集荷業者が入り乱れて運んでいる現在の状況では、千葉の中を集荷するだけでも600km走らなければならない。
・ これだけいる千葉の生産者がまとまり、出荷場、中継サブ出荷場などが整備でき、何かあれば自分で出荷場に届けてもらえる仕組みがあれば、運送も助かるし、コストも下げられる。

3)千葉としての商品のブランド化が確立されていない
・生産者同士が本当の情報交換ができる共有するインフラを持つこと。競争しながら技術も切磋琢磨すること。千葉の品質を向上させる努力、本当のブランド力(ほしがられる商品をもっているかどうか)をもてるかどうか。そのためのよい方法の基礎をどう作るか。

4)集荷施設の拠点化
・効率よく集荷できる距離は、60〜100km。その範囲に1ヶ所程度の集荷施設(サブセンター)の設置で、横もちの時間短縮コスト低減できると考えている。また現状の運ぶ距離が大きく違うのに運賃が同じという不公平も解消できると思われる。

5)台車輸送のための条件整備
・ アルフロック台車がドライバーに負担をかけず、継続できる一番の手段。そのための条件整備。(生産者のほ場での積み込み通路のコンクリート・アスファルト・ゴムマット敷き、雨がかからないようなひさしの設置の働きかけ)台車の貸しだしもしてきた。(400台あるはずの台車が、100台行方不明になるくらい)

6)共同配送ができる運送業者同士の協力体制
・大手の下請けをやっているだけではつぶれる。小さい運送会社もまとまって共同配送で
きるシステムができないと、運賃を安くできない。現状は運賃を上げる要素のほうが多い。
・ 植物運輸業界は、独自性が高いと思う運送会社が多く、協力しようとしない。儲かったときの経験が残っているためか。今はなんとかなるから何もしないでは生き残れない。大手の意見をはねかすには、生産者も運送業者も団結する必要がある。
・ 現在の植物運輸の配送先を、24社から5社に減らせば、運転手は長持ちする。でもそれでは、積載量を確保することができない。
・花関係の運送者はすでに5社やめている。やめるとどうなるか→白ナンバーになるしかない。自分でそれぞれ運んでいた30年前に戻ることになる。
 
市場型の集荷か産地型の集荷か
・市場型の集荷体制はますます厳しくなる。産地型の方が集荷は楽。市場型と産地型の集荷が入り乱れている現在の状況では、千葉の中を集荷するだけでも600km走らなければならない。
・ 小さい農家も大きい農家もいっしょに入れるところが発展する。みんなが楽になって、積載量が集まるセンターを目指してほしい。個選が集まってまとまれば、コストを下げられる。
・ 個人販売ではセリに期待するところもあるがどうか?→市場型集荷で成り立っている時はそれでよかったが、今は産地型の運送でないともたない。
・ 産地型の集荷体制を整えることが、市場外流通などを受け入れる体制にもなる。販路の拡大も考えられる。

出荷する人が責任をもたなければ、産地型の集荷はなりたたない。勝手に出荷するから集めてくれが、成り立たなくなって今の現状がある

産地型の集荷にすれば、運賃はどうなるのか?
・ 目標を決めてこの会もやるべきではないか。たたき台の時は、なかなか人は集まらない。組織に返ってどう伝えるかが見えないと難しい。具体的には金はどうなのか?を伝えられないと・・・・

そのために千葉県内の鉢物流通の量がいつ、どれだけ、どこに運んでいるのかを把握したい。それがわかれば、運賃試算もできる。→より安く効率的な運送を考える基礎になる。各自アンケートを持ちかえって、関係するより多くの方の協力をお願いしたい。

今回の情報交換のまとめ
・ 市場から確実にお金が回収できることを担保に手数料を払っても、市場の下請けをやらざるを得ない、運送業者の立場の弱さがよくわかった。
・ 千葉の鉢物生産流通の限界と可能性を感じた。ここに参加した人は、時代の変化にどう対応しようかよく考えているが他の人はまったく考えていない、気づいていない。この落差をどうするか。
・ まずは情報を共有し、批判できるこの場があることは大事。今回運送会社さんと、腹を割った話を初めてできた。大変意義がある。
・ 他の地域と千葉を比べることができること。まず現状の認識をすることが大事。ここにいない人の出荷量も把握して、アンケートを広くきちんと回答してもらうことが大事
・ 問題意識を持った人が次に続く世代に対する責任を自覚して、仕事に取り組めるかどうかが大事。条件は厳しいけれど、あきらめなければなんとかなる。
すべてのことに解決策はある。死ななければ・・・

出荷量アンケートを全員で記入して意見交換会をお開きとしました。

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